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株式会社Royal Fortune > 占い解説 > 奇門遁甲とは

■奇門遁甲とは

奇門遁甲とは、中国古来より伝わる三式(太乙式 遁甲式 六壬式)の一つであり、兵陰陽と呼ばれる軍事で使用される術になります。 戦略戦術面で方位の吉凶を推し量る術であり、現代では開運術に応用しています。 主に旅行や引っ越しの際に、運気を得る開運術として活用します。

奇門遁甲像

奇門遁甲

奇門遁甲像

奇門遁甲

この三式は、共に「式盤」と用いて吉凶を占うことから三式と呼ばれています。 式盤とは、方形の地盤と円形の天盤の組合せが基本であり、風水の羅盤と同様に、地盤と天盤とが存在しての式盤になります。 陰陽説などの古代中国の思想が背景にあるため、天地(陽と陰)が一つになり、全てが構成され生まれるという事象を元に吉凶を判断するという流れになります。 この三式は、古代中国では、国の盛衰や軍事面での吉凶を判断するために使用されており、中国の歴史などでは様々な場面で登場することもあります。

太乙式は「天式」、六壬式は「人式」、遁甲式は「地式」とも言われ、天人地の三才を司る式占として考えられています。 天式は天の盛衰(天(時)の盛衰など)を占い、人式は人の盛衰(人の盛衰など)を占い、地式は地の盛衰(土地の盛衰)を占うとされます。 それぞれの得意分野を活用し、使い分けていくことが大事であり、天の機を読み、人の心を読み、地の盛衰を占うことで国家を平和や繁栄に導いてきたとされます。

▼三式とは
三式三才別名内容
太乙式天式太乙神数天時の盛衰
六壬式人式六壬神課人々の盛衰
遁甲式地式奇門遁甲土地の盛衰

■三式の一つ、遁甲式とは

遁甲式とは、奇門遁甲(きもんとんこう)とも呼ばれ、古代中国の伝説の中で生まれたとされています。 その時刻を元に方位の吉凶と、事象の顛末を占うものとされ、その方位の地で何が起こりどのような気で満たされるのかを推し量る術になります。 主に軍隊の行軍や、防衛の際に活用されていたものとされ、地の利や気などを活用した兵法の一つと考えられています。

遁甲式の像

遁甲式の像

遁甲式の像

遁甲式の像

奇門遁甲は、干支や二十四節気から算出される局数を元に遁甲盤を作成して吉凶を占うものになります。 奇門遁甲は、八門遁甲とも呼ばれ、八門(休 生 傷 杜 景 死 驚 開)を重視して占うのも特徴になります。 奇門遁甲は、方位や土地の吉凶を判断するのが得意であり、良い方位に行くことで良気を得る事や、良い方位に造作をする事で良い気を得るという使い方になります。 現代では兵法に活用するというのは現実的ではなく、主に開運術として、良気を得るための開運法として活用することが主要になります。 良い気が巡る方位に旅行に行き、良気を得て開運することや、良い気が巡る方位での造作をする事で、土地の気を上げるという活用法になります。

▼遁甲盤の方位
南東南西
西
北東北西

▼遁甲盤 各方位の構成要素の詳細
天干天蓬九星九宮
地干八門八神

■三式の一つ、六壬式(りくじんしき)とは

六壬式とは、六壬神課(りくじんしんか)とも呼ばれ、占うその時の「時刻」を元にし、干支を用いて占う占術になります。 六壬神課(六壬式)では、天地盤を算出し、その吉凶や事柄の顛末を占うものになります。 地盤では、十干十二支や四隅の門、八卦や二十八宿などで構成され、天盤では十二星座に対応する十二神、十二将などで構成されます。 占う時刻に合せて、天盤と地盤を合わせることで六壬神課の天地盤を算出することができます。 六壬神課では、式盤を用いて天地盤を作成することもあることから、六壬式と呼ばれ、中国古来より伝わる三式の一つと位置付けられています。

六壬式の像

六壬式の像

六壬式の像

六壬式の像

六壬式は、二者の関係性についての吉凶や、事態の成り行き、事の顛末、相性などの詳細を占うことが得意であり、様々な関係性を読み解くことができます。 人間同士の関係性だけではなく、人と物や団体同士、国と国や会社との関係性などを掘り下げて占うこともできます。


■三式の一つ、太乙式(たいいつしき)とは

太乙式とは、太乙神数(たいいつしんすう)とも呼ばれ、古代中国の伝説の中で生まれたとされています。 個人的な事を占うものではなく、国家の盛衰や大事を占うことに使用されていたとされる占術になります。 大局的な側面から、大事を占うものとされていることから、現代の占いで使用する際には、人生の大事な節目や転機を占うのに向いています。 詳細な日々の出来事や起伏の多い人の気持ちなどを占うのではなく、人生においての大事な転機、婚離婚や就職や転職のようなことを占う際に使用します。

太乙式の像

太乙式の像

太乙式の像

太乙式の像

太乙式では、十二支に四隅の八卦(艮 巽 坤 乾)を考慮した十六宮から成り立ち、この十六宮に対応する十六神から吉凶を占います。 太乙式の古典についてのより詳細な内容は、現存していないため現代では知ることが難しい内容でもあります。 古代中国から存在していた占術であり、秘術とされることもありますが、現代ではその実用法などは遺失しており、鑑定に用いられることはほとんどありません。


■奇門遁甲の方位

奇門遁甲は、八方位の吉凶を判断する占術になりますが、八方位とは360度を8等分した各45度の方位になります。 北を0度とし、その左右22.5度の範囲が北になり、南を180度とし、左右22.5度の範囲が南になります。 同じように東を90度とし、その左右22.5度の範囲が東になり、西を270度とし、その左右22.5度の範囲を西とします。 残りの部分が、北東、南東、南西、北西となり、各45度の八方位で360度となります。

日本の気学などでは、北、東、南、西を各30度、北東、南東、南西、北西を各60度としてみますが、奇門遁甲では45度ずつになります。 中国の陰陽五行思想を背景とした中国の占術では、八方位は各45度となるのが基本となります。

奇門遁甲の方位

奇門遁甲の方位

方位の像

方位の像

奇門遁甲は、この八方位が非常に大事な要素になりますが、どこを持ってこの方位を取るのかは様々な考え方があります。 現代では、基本は出発地となる自宅からの八方位になりますが、滞在先からの八方位としてみることもできます。 滞在先も、短い時間の滞在ではなく、適切な時間の滞在を必要とするという考え方が主流でもあります。 基本は拠点(自宅や滞在先)となる場所からの八方位を考慮します。

また、奇門遁甲では八方位が重要にはなりますが、その方位の境界付近などは両方の気が混じり合うためあまり適さないとされます。 吉意同士の方位であれば問題はありませんが、吉意と凶意の境目では、両方の気が混じり合うとされます。 風水や奇門遁甲では、このあいまいな状態は凶とされているため、出来るだけ、その方位の中心部に近い方が効果が得られやすいと考えます。

奇門遁甲で吉方位に移動する際には、出来るだけその方位の範囲内を移動すること、その範囲内での滞在中には、範囲を出ないことが大事になります。 距離が近いと範囲を出てしまうこともありますし、交通手段などで範囲を出てしまうこともありますが、その際には長く滞在せず、すぐに吉方位に戻ることが必要になります。 他の方位への滞在時間などが長くなると、その方位の影響を受けやすくなります。

▼遁甲盤の方位
南東
135度
112.5~157.5度

180度
157.5~202.5度
南西
225度
202.5~247.5度

90度
67.5~112.5度
中宮西
270度
247.5~292.5度
北東
45度
22.5~67.5度

0度
22.5~337.5度
北西
315度
292.5~337.5度

■奇門遁甲盤の構成

奇門遁甲の構成要素や考慮部分は流派により変わりますが、ここでは透派の奇門遁甲を元に解説させていただきます。 奇門遁甲では、遁甲盤と呼ばれる独自の盤を作成し、その盤から八方位の吉凶を判断します。 遁甲盤を構成する要素は、「天干 地干 八門 天蓬九星 八神 九宮」になります。

奇門遁甲盤

奇門遁甲盤

天干・地干とは、十干で構成され、「甲尊(甲)」「三奇(乙丙丁)」「六儀(戊己庚辛壬癸)」に分かれます。 奇門遁甲では、この天干・地干が非常に重要な構成要素になり、この組み合わせの良し悪しで八方位の吉凶が大きく変化していきます。 占う時刻により、旬首が決まり、六儀が甲尊に変わります。この時、甲尊は旬首の六儀の影響を併せ持つとされます。

八門とは、「休門 生門 傷門 杜門 景門 死門 驚門 開門」の八門になり、八方位の吉凶を表します。 奇門遁甲は、八門遁甲とも呼ばれ、この八門も重要視される要素になります。 「休 生 開」が三吉門とされ、「景」が吉凶半々、「傷 杜 死 驚」が凶門とされています。

天蓬九星とは、「天蓬星 天芮星 天冲星 天輔星 天禽星 天心星 天柱星 天任星 天英星」の九星からなり、八方位と中宮の吉凶を表します。 日本の気学などで使われる九星とは違い、区別するために天蓬九星と呼ばれています。 基本は八門との組み合わせにより、吉凶が決まります。

八神とは、「直符 騰蛇 太陰 六合 勾陳 朱雀 九地 九天」の八神からなり、八方位の吉凶を表します。 「直符 太陰 六合 九地 九天」が吉神とされ、「騰蛇 勾陳 朱雀」が凶神とされています。

九宮とは、「一白 二黒 三碧 四緑 五黄 六白 七赤 八白 九紫」の九宮からなり、紫白九星とも呼ばれます。 日本の気学などでは、九星と呼ばれることもありますが、奇門遁甲では天蓬九星の存在もあるため、九宮としています。

▼遁甲盤の構成要素
天干甲尊(甲) 三奇(乙丙丁) 六儀(戊己庚辛壬癸)
地干甲尊(甲) 三奇(乙丙丁) 六儀(戊己庚辛壬癸)
八門休門 生門 傷門 杜門 景門 死門 驚門 開門
九星天蓬星 天芮星 天冲星 天輔星 天禽星 天心星 天柱星 天任星 天英星
八神直符 騰蛇 太陰 六合 勾陳 朱雀 九地 九天
九宮一白 二黒 三碧 四緑 五黄 六白 七赤 八白 九紫

■奇門遁甲の流派

奇門遁甲は、実に様々な流派が存在しています。 各流派で遁甲盤の作盤方法が違い、その解釈法や活用法なども大きく変わってきます。 時盤のみを扱う流派もあれば、年月日時の各盤を扱う流派もあり、立向盤と座山盤を分ける流派(透派)もあります。

どの流派が正しいという訳ではなく、どの流派もその道を研究し、体系化してきているため、それぞれの流派がそれぞれの正しさを持つことになります。 それぞれの流派の作盤法と解釈法、活用法を間違えなければ適切な効果を得る事ができます。 大事なのは、違う流派の作盤法や解釈法、活用法を混同してしまうと適切な効果を得られなくなってしまう場合があります。 奇門遁甲を活用する場合には、それぞれの流派の解釈法などを混同しないように、統一することがだいじになります。


■奇門遁甲の古代と現代

古代中国では、奇門遁甲は専ら「兵法」として活用されてきました。 戦争をする際の軍隊の行軍法や、陣の敷き方、城の構え方などを算出されてきたとされます。 一部では呪術的な要素も含み、呪術の技法として奇門遁甲が使われていたとされることもあります。

現代の奇門遁甲は、戦争のための術ではなく、専ら開運法や卜術的な使われ方をしています。 方位の吉凶を判断し、その方位に行くことで、吉意を得る事、凶事を避けることが基本的な使用法になります。 方位を用いた卜術として使用することもあり、各方位での出来事や運勢を推察するという使用法もあります。 奇門遁甲は、基本の生活環境や生まれた宿命からの運勢を補い、更に向上させるために活用されています。 命に合せた活用の仕方をする事で、奇門遁甲の効果を更に高めることができるとされます。

現代の奇門遁甲

現代の奇門遁甲

奇門遁甲での開運

奇門遁甲での開運

また、現代でも呪術の一部を継承している面があり、造作法などを活用することで、様々な効力を得る事ができるとされます。 この造作法なども流派や伝承などで様々なものがありますが、それぞれの流派に合せて活用することが必須になります。

▼奇門遁甲の古代と現代
古代奇門遁甲戦争時の兵法や呪術の際に活用
現代奇門遁甲開運や一部呪術的な要素で活用

■奇門遁甲の立向盤

奇門遁甲における立向盤、座山盤とは、主に透派の特有の奇門遁甲の考え方になります。 立向盤とは、そちらの方位に向かうとその方位に現れている象意を得る事ができるという考え方になります。 自分からその方位に移動するという考え方が基本になり、軍隊を行軍させ、敵陣を責めるというような背景を持ちます。

吉意の満ちる方位に向かえば、吉意を得ることができ、結果も望ましいものになるというのが立向盤の基本になります。 どのような吉意になるのかは、遁甲盤に表されるものとなり、遁甲盤に凶意が表れていると、凶意を得る事にもなります。

どれだけの距離を移動すれば良いのか、どれだけその方位に滞在すれば良いのかは流派により大きく見解が異なり、奇門遁甲を活用する際には重要な確認点になります。 全体的に近すぎると効果は出ない、滞在時間が短いと効果は少ないとされるのが一般的です。 また、効果はいつから出てくるかも大事になりますが、吉意は応期を経てというのが一般的になり、凶意はすぐに出てくるというのが概ねの共通点になります。

立向盤の活用

立向盤の活用

立向盤の活用

立向盤の活用


■奇門遁甲の座山盤

奇門遁甲における座山盤とは、透派特有の考え方でもあり、八方位から中心部へと向かう気の流れの良し悪しを考察する考え方になります。 自分から八方位に向かう立向盤とは異なり、拠点を中心に八方位の気がどのような状態になるのかを推し量るという奇門遁甲になります。 これにより、自宅や滞在地などの拠点の中心部から、八方位に満ちる気を推察し、その機を得るというのが座山盤の使い方になります。

訪れてくる人がどの八方位からやって来るのかを考察することで、その人の人柄や性格、状況の顛末や内容の吉凶を考察することができます。 兵法で言うところの、守りの術という意味合いが強く、拠点を中心にどの方位を重視するかという流れになります。 この座山盤では、拠点の中心から八方位に満ちる吉意を考察し、その吉意を的確に得るという手法が重要になります。

この座山盤では、造作法などが非常に効果的になり、中心から吉意の方位で造作を行うことで、吉意を効果的に取り入れることができます。 逆に凶方位で造作をしてしまうと、凶意を取り入れてしまうことにもなります。 この座山盤を呪術的な手法で用いると、意図的に凶意をもたらすことができるとされます。 風水の鑑定と共に、この奇門遁甲を活用することで、その意が大きくなるため、吉凶ともにより有効的に活用できるとされています。

座山盤の活用

座山盤の活用

座山盤の活用

座山盤の活用


■奇門遁甲の活用法

古代中国などでは、奇門遁甲は主に兵法として活用されていました。 軍隊の行軍や布陣の仕方、砦や城の構え方として使用されていたのが奇門遁甲の起源でもあります。 しかし、現代の平和な日本では、兵法として使用する奇門遁甲は時代に合わないものとなります。 現代では、奇門遁甲の特性を生かし、開運法として活用するのが一般的になります。 ここでは、「年盤 月盤 日盤 時盤」の盤を用いる流派の奇門遁甲の活用法の解説になります。

奇門遁甲の「年盤」では、主に不動産の購入をする際に重視する盤になります。 一般では不動産の購入は生涯のうちに数えるほどの機会しかありません。 その際に大事になるのが、どの方位の不動産をいつ購入するかということになります。 不動産を購入(契約)することで、その年盤の方位の運勢を得るという考え方になります。

奇門遁甲の「月盤」では、主に賃貸での引っ越しや支店の開設の際に重視する盤になります。 賃貸での引っ越しの際や支店の開設の際に、どの方位に向かうのが良いのかを考察するために活用します。 月盤の方位を基準に、引っ越しや新店舗の開店などを計画して事を進めるという考え方になります。

奇門遁甲の「日盤」では、主に個人の開運を考慮する際に重視する盤になります。 日盤の吉方位に旅行に出ることで、その吉意を得て開運するという手法になります。 奇門遁甲では、方位の吉凶だけではなく、詳細な意味合いや気の満ちる内容が異なるため、目的に合わせて運気を得るという手法が有効的になります。 月盤と合わせて、引っ越しをする際などにも重視する要素になります。

奇門遁甲の「時盤」では、主に個人のその日の行動や小規模な開運を考慮する際に重視する盤になります。 その日の活動方針を決めることや、卜占として活用することも有効的になります。 日盤の開運旅行や引っ越しなどと共に、出発時間の参考にすることや、造作する方位を算出するために活用するという考え方になります。

立向盤は外に出ていく際に吉意を得るという事に活用し、座山盤は拠点に居ながら吉意を得るという活用法になります。 立向盤は引っ越しや旅行、出掛ける際の方位の良し悪しを考慮し、座山盤は拠点の周囲の土地や気の方位の良し悪しを考慮するという活用法になります。

奇門遁甲の活用法

奇門遁甲の活用法

奇門遁甲の活用法

奇門遁甲の活用法


▼奇門遁甲の活用法
年盤不動産の購入時に活用 60年効果持続
月盤賃貸の引っ越し時に活用 60カ月効果持続
日盤開運旅行時と引っ越しに活用 60日効果持続
時盤日々の行動と開運に活用 60刻効果持続
立向盤その方向に移動し気を得るために活用
座山盤その方向から来る気(人)を読む際に活用

■奇門遁甲の格局(吉)

奇門遁甲では、方位の吉凶を判断する基準として、格局というものが存在します。 遁甲盤を構成する要素「天干 地干 八門 天蓬九星 八神 九宮」の組合せにより、格局が算出されます。 麻雀の役のようなもので、決まった型が存在し、それに適合する時に格局が決まります。 格局には吉意を持つ格局と、凶意を持つ格局があります。 流派により、考慮する格局の仕方が違う場合もあります。

奇門遁甲では、単純に「天干 地干 八門 天蓬九星 八神 九宮」の各要素が良い方位が吉方位になりますが、吉格局が生じる場合、その吉意がより増すことになります。 構成要素が悪い方位が凶方位になりますが、凶吉格が生じる場合、その凶意がより増すことになります。 凶意は吉意よりも出やすく出ると危険なため、凶方位を使用する際には十分注意する必要があります。

奇門遁甲の吉格局

奇門遁甲の吉格局

奇門遁甲の吉格局

奇門遁甲の吉格局


▼奇門遁甲の格局 吉意
格局名格局の内容
青龍返首全ての事柄に良い方位 好機到来 問題解消 万事順調
飛鳥跌穴全ての事柄に良い方位 出世財運 恋愛結婚 良縁 人間関係
天遁物質的に良い 金銭良好 信頼関係 後援獲得 天から幸運が舞い降りる
地遁努力が報われる方位 努力成就 評価獲得 精神安定 充足充実
人遁人間関係に良い方位 関係円満 和解和合 有益な人間関係 人望獲得
雲遁物事が順調に進む 知識と知恵の獲得 地位や評価の獲得
風遁行動が利益に直結する 効率向上 広報宣伝 人間関係 情報操作
龍遁人間関係の安定と平和 絆の形成 情緒豊か 水との縁 祈雨 水難事故
虎遁勢いと迫力が備わる 自信獲得 営業活動の成功 勝利獲得 威厳獲得
神遁金銭的にも物質的にも恵まれる 幸運獲得 将来安泰 好機獲得
鬼遁虚を尽き攻撃 勝利獲得 頭脳明晰
乙奇得使人間関係や男女の和合 家庭や職場の平和 健康治病
丙奇得使金銭や物質面での利益 収益向上 事業発展 臨時収入
丁奇得使知識や発想力の向上 試験合格 情報獲得 実力発揮
乙奇昇殿人間関係や男女の和合 家庭や職場の平和 健康治病
丙奇昇殿金銭や物質面での利益 収益向上 事業発展 臨時収入
丁奇昇殿知識や発想力の向上 試験合格 情報獲得 実力発揮
玉女守門男女の和合 人間関係や夫婦関係の円満 恋愛成就 良縁獲得

■奇門遁甲の格局(凶)

上記のように奇門遁甲では、格局という考え方が非常に重要な要素にもなります。 特に凶格はその意が強く出てくるため、凶方位に移動する際には非常に注意する必要があります。 基本は凶方位への異動は避け、吉方位が巡るのを待つのが重要になります。 不動産の購入時には特に慎重になる必要があり、賃貸の引っ越しなども将来の命運を分けることになります。 日盤などでは、旅行時の幸不幸などの影響にもなり、帰宅後の運勢の盛衰にも影響します。

奇門遁甲の凶格局

奇門遁甲の凶格局

奇門遁甲の凶格局

奇門遁甲の凶格局


▼奇門遁甲の格局 凶意
格局名格局の内容
伏宮格大凶格 突然の災難 事件事故 失墜 倒産離婚 上との関係悪化
飛宮格大凶格 突然の災難 事件事故 裏切り 将来喪失 横下との関係悪化
戦格大凶格 突然の災難 不慮の事故 関係不和 信用失墜 八方塞
大格崩壊開始 水泡化 信頼が敵意へ 物事停滞 追い詰められる
小格崩壊開始 地位喪失 破財 凶報失望 停滞沈滞 失敗への準備が整う
刑格法律を犯す 交通事故 不慮の危険 殺傷事件 異性問題
ケイ入太白関係悪化 衝突や争い 傷害事件 感情の爆発 信頼と財産の喪失
太白入ケイ関係悪化 衝突や争い 傷害事件 感情の爆発 信頼と財産の喪失
歳格傷害事件 人間関係や異性関係の問題が多発 悩み苦しみを抱える
月格問題発生 成長停滞 不慮の事件や事故 悪循環 兄弟関係悪化
日格 伏干争事発生 傷害事件 気苦労が絶えない 自身への災い
時格問題発生 気苦労 行き詰まり 家庭内不和 配偶者や子供に問題
雲干立場と信頼の失墜 争事発生 心身負傷 精神疲労 路頭に迷う 安定喪失
青龍逃走好機が逃げる 周囲の離散 孤立無援 問題の蓄積 間が悪くなる
白虎猖狂不審者との縁 問題到来 事件事故 病気悪化 精神疲労 異性問題
騰蛇妖矯事故事件 誤解と失墜 苦労困難 罪を負わされる 不遇な結果
朱雀投江先入観で失敗 自分を追い込む 思考能力の低下 水難 墓穴を掘る
天羅災難到来 地位と信頼の失墜 職場での災難 出世の道が途絶える
地網災難到来 家庭問題の浮上と悪化 平穏な家庭環境から遠ざかる
三奇入墓三奇の吉意が薄れる 乙:関係悪化 丙:金物損失薄縁 丁:思考低下
六儀撃刑戊:争事 己:他者から攻撃 庚:失敗 壬:孤立無援 癸:激争
門迫八門受制格 物事が停滞 他者から攻撃 問題で疲弊 関係不和
天地反吟問題発生 他人から妬まれ敵が増える 他者から攻撃される

■奇門遁甲の得意分野と位置付け

奇門遁甲の得意分野は、方位の吉凶を占うことになります。 引っ越しの方位の吉凶を占うだけではなく、運気を得る事を目的としての旅行の方位取りなどに活用することができます。 また、良い気が巡る方位を算出することにより、家や職場の中に巡る良気を取り入れることもできます。 奇門遁甲は、出会いや恋愛運、金運や仕事運、総合的な運勢の向上などを意図的に取り入れることができる占術になります。 生まれ持った宿命や潜在能力、将来の具体的な出来事や人との相性を掘り下げるには余り適していません。 方位の吉凶と開運への手掛かりを占うのが得意分野になります。

奇門遁甲は「命術・卜術・相術」で言うところの「卜術」にあたります。 その場の気を読むことが得意であると共に、方位の吉凶を読み解くのに適しています。 人が生まれ持つ性格や宿命、潜在能力や適性、人の気持ちや相性などを掘り下げるには適していません。 卜術という意味合いでは、気持ちや相性、物事の結果を読むこともできますが、非常に柔軟な応用力が必要でもあります。

▼奇門遁甲の位置づけ
命術生年月日時から算出
卜術その場の機運から算出←奇門遁甲
相術見た目や様相から算出